
花粉の季節に良いってホント?べにふうきに含まれているメチル化カテキンとは
近年、日本人の4人に1人は発症していると言われている花粉症。
国民病と称されるほど日本人になじみ深い花粉症ですが、最近その花粉症に効くと言われているお茶があることをご存じでしょうか?そのお茶こそが、緑茶のべにふうきです。
今回は、そんなべにふうき茶と花粉症の関係性や効果的な飲み方などを詳しく紹介していきます。

花粉症が起こるメカニズム
花粉症とは、鼻や喉から入ってきたスギなどの植物の花粉に対して、体内で過剰に免疫反応が起き、鼻水やくしゃみなどの症状が引き起こされることです。
メカニズムとしては、まず花粉などのアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が鼻腔やのどの粘膜部分に付着すると、体内でIgE抗体と呼ばれる抗体が作られます。
この抗体が花粉に反応することでヒスタミンというたんぱく質が作られ、それがアレルギー症状を引き起こします。

花粉症の種類について
日本で花粉症の原因となる植物は、約60種類にも及ぶと言われています。その中でも、最も多いのがスギによる花粉症です。スギの場合、地域によって多少変動がありますが、大体1月~5月頃の冬から春にかけて花粉が飛散します。
次に多いのが、カモガヤ、スズメノテッポウなどに代表されるイネ科の植物による花粉症です。イネ科の花粉の飛散は2月~11月にピークを迎えます。
ほかにもヒノキやブタクサやシラカンバなど、花粉症を引き起こす原因となる植物はたくさんあります。
花粉症はアレルゲンとなる植物の花粉が飛散する一定の期間しか発症しませんが、人によっては症状がつらく、日常生活に支障をきたすことも。
そうならないためにも、事前にしっかりと対策することが大切です。

花粉症を引き起こすヒスタミンを抑制する「メチル化カテキン」
近年、花粉症対策に効果的だと注目されている成分の一つに、メチル化カテキンがあります。メチル化カテキンとは緑茶に多く含まれているカテキンが、メチル化という反応を経て変化した成分のことです。
メチル化カテキンは体内で花粉をキャッチする場所であるIgE抗体の発言を抑制し、さらにヒスタミン放出の指令を抑える作用があると言われています。
ヒスタミンが生成されなければ鼻水やくしゃみなどの症状も引き起こされないので、結果的に花粉症の症状を抑えることができると言えます。

メチル化カテキンを多く含んでいるのは「べにふうき茶」
ヒスタミンの生成を抑制し、花粉症の症状を緩和する効果が期待できるメチル化カテキン。そのメチル化カテキンを多く含んでいるお茶が、「べにふうき(紅富貴)」です。
べにふうきは日本で生まれた茶葉の品種で、「べにほまれ」とダージリン種の「枕Cd86」を交配して作られました。
日本で初めての紅茶・半発酵茶兼用品種であり、1993年に命名、1995年に紅茶・烏龍茶系品種として品種登録 (種苗登録) されています。

なぜ緑茶なの?
べにふうきはもともと紅茶の品種として開発されたお茶でした。しかし紅茶に加工すると、酸化酵素の働きでメチル化カテキンが減少してしまうことが明らかになったのです。
そもそもメチル化カテキンは茎ではなく、成熟した葉に多く含まれています。そのため、メチル化カテキンを効率よく摂取するためには、紅茶ではなく緑茶として製造する必要があったのです。
また、メチル化カテキンの含有量は採取時期によっても変化することが分かっています。実際に一番茶、二番茶、三番茶、秋冬番茶の順に多くなります。
ただ、三番茶や秋冬番茶は品質が悪いものが多く、苦みや渋みも強いことがほとんどです。そのため、おいしく飲み続けるためには一番茶か二番茶のべにふうきを選ぶことをおすすめします。
花粉症の方におすすめのべにふうき茶

風土日和 べにふうき茶
風土日和シリーズ 国産べにふうき緑茶は、静岡県産の厳選された茶葉のみを使用し、独自のシーマ製法で微粉末加工したべにふうきです。 近年話題を集めているメチル化カテキンが豊富に含まれているべにふうき。そんなべにふうきの茶葉を独自のシーマ製法で微粉末加工しているため、べにふうきの栄養を丸ごと摂取できます。
効果を最大限引き出すには?
メチル化カテキンの効能を最大限引き出すためには、いくつか注意点があります。詳しく見ていきましょう。
熱湯で淹れる
メチル化カテキンは高温で溶け出しやすい性質があるため、べにふうき茶を熱湯で淹れるとより効率的に摂取することができます。
逆に20度以下の低温では溶け出しにくいと考えられているので、水出しで飲むのは避けましょう。
もし冷たいお茶として飲みたい場合は、熱湯で抽出してから冷蔵庫で冷やして飲むことをおすすめします。

継続して飲む
メチル化カテキンはアレルギー症状を緩和する効果が期待されている成分ですが、花粉症そのものを治療してくれるものではありません。そのため、効果を持続させるためには、べにふうき茶を継続して飲むことが大切です。

花粉が飛散する1.5か月前から 飲み始める
個人差はありますが、べにふうき茶を飲むと約3~4時間は花粉症に効果的に働くと言われています。
花粉症のシーズンに入ってから飲んでも問題はありませんが、花粉が飛散する1.5か月前くらいから飲み始めるとより高い効果が期待できます。なるべく早めに飲用を始めるようにしましょう。

作り置きはしない
べにふうき茶の作り置きは避けましょう。長い時間放っておくと色や風味が損なわれるため、その都度淹れなおして飲むことが大切です。
外出先や勤務先でべにふうき茶を飲みたいときは、ティーパックや粉末茶を持参すると便利ですよ。

茶葉タイプよりも粉末茶がおすすめ
べにふうき茶にはティーパックや急須を使って飲む茶葉タイプと、粉末タイプの2種類があります。通販サイトなどを見るとどちらも市販されていますが、メチル化カテキンをより効率よく摂取したいのなら粉末タイプの方がオススメです。
と言いますのも、ティーパックの場合はメチル化カテキンが茶殻の方に多く残ってしまうため、メチル化カテキンを余すことなく摂取することが難しいのです。
その点、粉末タイプなら茶葉を丸ごと粉砕しているので、メチル化カテキンを丸ごと摂取することができます。
ただ、粉末タイプは淹れてから長く放置すると光過敏性皮膚炎の原因物質であるフェオホルビドが生成されてしまうことが分かっています。
もちろん長時間持ち歩いたり放置したりせず、熱湯で淹れてすぐ飲めば問題はないので、飲む際は注意しましょう。

オーガライフのべにふうき茶をぜひお試しあれ
「べにふうきが花粉症に良いことは分かったけど、その商品を選べばよいのかわからない…」こんな風に悩んでいる方も多いと思います。
そこでぜひ試してほしいのが、オーガライフのべにふうき茶です。
オーガライフのべにふうき茶は、メチル化カテキンをはじめ、茶葉に含まれている栄養を丸ごと摂取できる粉末タイプ。
一般的なべにふうき茶は、苦みや渋みが強い傾向にありますが、オーガライフでは毎日おいしく続けられるよう味にもこだわりました。
ほのかに甘い紅茶の香りとさっぱりとした甘さが楽しめるので、お子様でも美味しく続けられますよ。ぜひ一度試してみてください。
