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花粉症の予防に効果のある紅富貴(べにふうき)とは?栄養・成分を徹底解説

べにふうき

紅富貴(べにふうき)はどんなお茶?花粉症に効果があるってホント?

「紅富貴(べにふうき)」という名前のお茶を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

べにふうきとは日本で生まれた紅茶と緑茶の品種を掛け合わせた茶葉のことで、最近は花粉症を含むアレルギーへの効果が期待できることから注目を集めています。

今回は、そんなべにふうき茶について、その特徴や効能を詳しく紹介していきたいと思います。

べにふうき

緑茶カテキンが豊富なべにふうきはこちら

風土日和 べにふうき茶

風土日和シリーズ 国産べにふうき緑茶は、静岡県産の厳選された茶葉のみを使用し、独自のシーマ製法で微粉末加工したべにふうきです。近年話題を集めているメチル化カテキンが豊富に含まれているべにふうき。そんなべにふうきの茶葉を独自のシーマ製法で微粉末加工しているため、べにふうきの栄養を丸ごと摂取できます。

べにふうき茶をもっと詳しく見る

べにふうきとは?

紅富貴(べにふうき)とは、日本で初めて開発された茶葉の品種です。野菜茶業研究所(元農林水産省野菜・茶業試験場)で育成され、1993年に命名、1995年に紅茶・烏龍茶系品種として品種登録 (種苗登録) されました。

べにふうきはアッサム系の紅茶品種「べにほまれ」を母親に、と緑茶品種「枕cd86」を父親としてかけあわせて作られた品種です。樹勢が強く、病害抵抗性も強いのが特徴で、姉妹に「べにふじ」「いずみ」があります。

もともと紅茶用に開発された品種であるべにふうきは、紅茶のような香り高さを楽しめる一方で、そのままでは渋みや苦みが強いお茶と言えます。

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べにふうきに含まれている成分は?

べにふうきにはさまざまな成分が含まれています。その代表的なものをいくつか特徴とともに紹介していきましょう。

メチル化カテキン

べにふうき茶はもともとウーロン茶や紅茶に適した品種として開発されましたが、これを緑茶製法で製造すると「メチル化カテキン」という成分が大量に茶葉に残ることがわかっています。

メチル化カテキンとは、ほとんどの植物の苦みや色素を作り出している成分であるポリフェノールの一種です。

そもそも緑茶の中には「エピカテキン」「エピガロカテキン」「エピカテキンガレート」「エピガロカテキンガレート」という4つの形が異なるカテキンが含まれています。

この中でも緑茶の中に最も多く含まれている「エピガロカテキンガレート」がメチル化したものがメチル化カテキンです。つまり簡単に言うと、メチル化カテキンは、もともとカテキンだった成分がメチル化と呼ばれる反応をしたもののことを言います。

ちなみにメチル化とは、DNA 鎖の塩基の一つにメチル基を付加する反応のことを指します。

DNAはもともと

A(アデニン)

T(チミン)

C(シトシン)

G(グアニン)

という4つの塩基で構成されているのですが、そのうちのC(シトシン)についている水素(H)が、メチル基(CH3)に変わるのがメチル化と呼ばれる反応です。

メチル化カテキンには抗アレルギー作用があることが分かっています。

日本で国民病と称されている花粉症をはじめ、ダニやハウスダストによるアレルギー症状やアトピーにも効果が期待できると言われています。もちろん花粉症もスギだけでなく、ヒノキやブタクサ、ヨモギなどさまざまな症状に効果が期待できるため、花粉症に毎年悩まされている方には嬉しいですね。

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ストリクチニン

べストリクチニンとは、べにふうきを含む緑茶の茶葉に多く含まれているポリフェノールの一種です。

アレルギー症状の原因となる抗体の産生を抑制するほか、最近の研究でインフルエンザ予防に役立つことが明らかになっています

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緑茶カテキン

べにふうきにはメチル化カテキン以外のカテキンも豊富に含まれています。

茶葉に含まれているカテキンは品種や栽培条件、摘採時期によって変化しますが、べにふうきは特にカテキンの含有量が多いと言われています。

カテキンは抗酸化作用や抗ウイルス・抗菌作用、抗がん作用などさまざまな健康効果が期待されている成分です。日々の健康を維持するために役立ちそうですね。

べにふうきに期待できるメリット

続いては、べにふうきにどのような健康効果が期待できるのか詳しく見ていきます。

老化や病気を予防する

べにふうきは強い抗酸化作用が期待できる食材として注目を集めています。そもそも抗酸化作用とは、体内の細胞を酸化させ、老化や病気を引き起こす原因となる活性酸素を除去する働きのことです。

そして活性酸素は加齢やストレス、喫煙、過度な飲酒、激しい運動、食品添加物の摂取、紫外線などが原因で増加する毒性のある酵素のこと。

正常な細胞と結びつくと細胞の老化を促し、動脈硬化やがんなどの病気を引き起こす原因となる過酸化脂質と呼ばれる成分が生まれます。

抗酸化作用とは、こういった人体に危険を生じる活性酸素を打ち消す働きのことです。活性酸素が除去されると、エイジングケアや動脈硬化、がんなどの病気の予防効果が期待できます。

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花粉症対策

べにふうきに含まれているメチル化カテキンには、花粉症をはじめとするアレルギー症状を和らげる効果が期待できます。

花粉症の場合、体内に侵入した花粉という異物を体外に押し出そうとして、炎症性物質であるヒスタミンが放出されます。 メチル化カテキンは、この花粉に反応する「IgE受容体」の発現を抑える作用があるそうです。

また、体の中にある抗体が花粉に反応することでヒスタミンというたんぱく質が作られ、それがアレルギー症状を引き起こすのですが、メチル化カテキンはこのヒスタミン生成を阻害する働きもあると考えられています。

ヒスタミンが生成されなければ、くしゃみや鼻水なども引き起こされないので、花粉症対策に役立ちます。

メチル化カテキンは体内での吸収率がよく、脂溶性も高い性質の成分なので、体内に残りやすく、効果も持続しやすい傾向があります。

実際にべにふうきを飲むと30~40分後にはアレルギー抑制効果が現れ、その後3時間は効果が持続すると考えられているので、花粉症でつらい時期でも安心して過ごせますね。

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栄養を丸ごと摂取したいなら粉末茶がおすすめ

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べにふうきの栄養を丸ごと摂取するなら、断然粉末茶がおすすめです。

煎茶などのお茶を製造する過程で出た茶葉だけを集めた粉茶とは違い、粉末茶は仕上げ加工後の茶葉をそのまま粉末にしているので、お茶に含まれている有効成分をすべて接種することが可能です。

そもそも急須に茶葉を入れて、お湯で抽出するという一般的な緑茶の飲み方では、実は茶葉の栄養価を20%くらいしか摂取できていません

実際にビタミンEやベータカロチン、食物繊維、ミネラル、一部のカテキンなどは脂溶性の成分なので、抽出するだけでは茶殻に残ってしまいます。

べにふうきのメチル化カテキンも茶殻に残ってしまう成分の一つ。せっかくべにふうき茶を飲むのなら、メチル化カテキンもしっかりと取り入れたいですよね。

オーガライフでは、純粋なべにふうき茶を独自のシーマ製法で微粉末加工し、高濃度のメチル化カテキンをはじめ貴重な栄養素を残すことに成功しています。

強い苦みや渋みを抑え、香ばしくさっぱりとおいしく召し上がっていただけるべにふうき茶に仕上げていますので、毎日のティータイムにもピッタリだと思います。

ぜひ一度オーガライフのべにふうき茶をお試しください。

風土日和 べにふうき茶

風土日和 べにふうき茶

風土日和シリーズ 国産べにふうき緑茶は、静岡県産の厳選された茶葉のみを使用し、独自のシーマ製法で微粉末加工したべにふうきです。 近年話題を集めているメチル化カテキンが豊富に含まれているべにふうき。そんなべにふうきの茶葉を独自のシーマ製法で微粉末加工しているため、べにふうきの栄養を丸ごと摂取できます。

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