インフルエンザ予防には、紅茶と緑茶、どっちが効くの?おすすめの茶葉もご紹介
寒くなってくると世界中で猛威を振るいだす「インフルエンザ」。実際にかかってしまって大変な思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
一方で、最近は緑茶や紅茶がインフルエンザ予防に効くという話をよく耳にしますよね。実際に緑茶や紅茶のどちらはインフルエンザ予防に効果的なのか、今回はこのテーマを詳しく紹介していきたいと思います。
そもそもインフルエンザとは
インフルエンザとは、簡単に言えばインフルエンザウイルスによる気道感染症のことです。高熱や関節痛など一般的な風邪よりも症状が重く、感染力もとても強く急速に蔓延することがあります。国内では気温が低下し、乾燥している冬季に猛威を振るいます。
「インフルエンザはワクチンを打てば問題ないんでしょ?」そう考えている方も多いかもしれません。実はインフルエンザウイルスに関しては、ワクチンを打ったからといって100%感染を防ぐことができないのが現状です。
そもそもインフルエンザウイルスはA・B・C型に分類され、特に冬季に流行しやすいのはA型、B型ウイルスによる感染症です。
ワクチンによる予防接種は、感染力をなくしたウイルスを感染前に投与しておくことで、体内に抗体が作らせて感染を抑制したり、感染症の症状を和らげたりする効果を与えます。
ところがワクチンに使ったウイルスと流行しているウイルスの型が異なると、予防接種の効果は期待できなくなってしまいます。
実際にインフルエンザウイルスのワクチンに使われているウイルスは、専門家が流行予測したものに過ぎないので、必ずしもワクチンが有効的に働くとは限らないのです。
そのため、インフルエンザを予防するためには、毎年の予防接種だけでなく、手洗いやうがいなど、身近な感染対策が必須となります。
インフルエンザには紅茶が良い?それとも緑茶?
インフルエンザ予防には、紅茶と緑茶どちらが効果的なのか、という話に戻しましょう。結論から言うと、紅茶も緑茶もインフルエンザ予防には有効だと考えられています。
免疫力アップに効果的なべにふうき茶
風土日和 べにふうき茶
風土日和シリーズ 国産べにふうき緑茶は、静岡県産の厳選された茶葉のみを使用し、独自のシーマ製法で微粉末加工したべにふうきです。 近年話題を集めているメチル化カテキンが豊富に含まれているべにふうき。そんなべにふうきの茶葉を独自のシーマ製法で微粉末加工しているため、べにふうきの栄養を丸ごと摂取できます。
紅茶が持つインフルエンザへの効果とは?
紅茶にはカテキンやテアフラビンをはじめとするポリフェノールが数種類含まれています。ポリフェノールとは、ほとんどの植物が持っている色素や苦み成分のこと。自然界には5000種類以上存在すると言われており、強い抗酸化作用を持っていることがわかっています。
インフルエンザウイルスの表面には、スパイクと呼ばれる突起状のタンパク質でできたとげが存在します。このスパイクが鼻や喉などの粘膜部分に引っかかることで、ウイルスが体内に侵入し、感染症の症状を引き起こすと考えられているのです。
紅茶に含まれているポリフェノールは、このスパイクを無力化する働きがあることがわかっています。スパイクが無力化するとウイルスは人への感染力を失うため、結果的にインフルエンザ予防が期待できるということになります。
茶葉の種類によって効果に多少差異はありますが、基本的にはどんな茶葉でもスパイクを無力化する働きがあるという紅茶。お気に入りの茶葉で気軽にインフルエンザ予防ができるというのは嬉しいですね。
紅茶はウイルスの感染力を15秒で失わせることが可能
紅茶がインフルエンザウイルスを無効化するまでにかかる時間は、わずか15秒しかかからないことがわかっています。
また、紅茶の場合は2,3杯目の少し薄くなったお茶でもインフルエンザウイルス予防効果が期待できます。飲むにはおいしくないかもしれないので、うがいなどに役立てるのがおすすめです。
新型インフルエンザウイルスにも有効
紅茶のポリフェノールは生きたウイルスに吸着し、感染力を失わせるため、新型のインフルエンザウイルス予防にも有効だと考えられています。もちろん新型だけでなく、昔のウイルスにも効果が期待できますよ。
熱が下がってからの感染予防にも効く
インフルエンザは感染してから発熱が収まるまで平均して3~4日を要します。また、インフルエンザウイルスの体内からの排出には、4~6日後まで続くそう。熱が下がったからと言って、感染のリスクがすぐに収まるというわけではないということですね。
その点、紅茶は口の中に残っているインフルエンザウイルスの感染力を失わせることが可能なので、家族や友人、恋人など身近な人への感染予防にも役立ちます。
緑茶のインフルエンザへの効果とは
続いては、緑茶のインフルエンザウイルスへの効果について見ていきましょう。
緑茶に含まれているカテキンには、抗菌・抗ウイルス作用が期待できます。また、飲料メーカーの伊藤園と静岡県立大学薬学部との共同研究の結果、緑茶を飲むとインフルエンザの予防が期待できることが明らかになりました。
こちらの研究で使われたのが、緑茶に最も多く含まれているカテキンの一種「エピガロカテキンガレート」です。実験では、「エピガロカテキンガレート」が抗インフルエンザ薬で用いられている「アマンタジン」と呼ばれる成分よりも低い濃度で、新型インフルエンザウイルスの感染を抑制したそう。
さらに、「ストリクチニン」と呼ばれる「カテキン」以外のポリフェノールでも同様の研究を進めたところ、「エピガロカテキンガレート」を上回る感染抑制力が確認できたとされています。
緑茶には「エピガロカテキンガレート」や「ストリクチニン」のほかにもさまざまな成分が含まれているため、インフルエンザ予防に役立つ成分がほかにも多く存在する可能性も十分に考えられます。
今後はさらにあっと驚くような研究結果が発表されるかもしれませんね。
あらゆる型のインフルエンザに効果が期待できる
緑茶に含まれている「エピガロカテキンガレート」は、紅茶と同様にインフルエンザウイルスのスパイクに作用し、ウイルスの感染力を失わせる働きがあります。
インフルエンザウイルスの基本的な構造や性質は、季節性と新型でほとんど変わりはありません。ウイルスのスパイク部分に作用して感染力を失わせるという働きもそのまま通用するので、緑茶はあらゆる型のインフルエンザに効果が期待できると考えられています。
免疫力自体をアップさせる効果も
緑茶に含まれている「エピガロカテキン」やビタミンCには、免疫力をアップさせる効果が期待できます。特にビタミンCは茶葉100g当たりの含有量がレモン果汁の約5倍以上と非常に豊富なので、効率よくビタミンCを摂取することができます。
インフルエンザを予防するだけではなく、免疫力がアップすれば日々の健康維持にも役立ちますね。
カテキン含有量が多いべにふうき茶がおすすめ
「緑茶や紅茶がインフルエンザ予防や健康維持に良いことは分かったけど、どの種類が良いのかわからない」と悩んでいる方も多いかもしれません。
カテキンは発酵によって減少する特徴があるので、紅茶やウーロン茶よりも発酵を必要としない緑茶の方が含有量は多い傾向にあります。
そのため、カテキンの濃度や含有量で選ぶのなら、高濃度のカテキンが含まれている煎茶や番茶、玉露がおすすめです。
ちなみにもう少ししっかりとこだわりたいという方におすすめの茶葉もあります。それがべにふうき茶です。
べにふうきはカテキン含有量が非常に多く、最近ではアレルギー症状に有効な「メチル化カテキン」と呼ばれる成分も豊富に含まれていることが明らかになりました。
「メチル化カテキン」は一般的に緑茶として親しまれているやぶきた茶には含まれていない、貴重な成分です。
さらにべにふうき茶には、先ほどインフルエンザ予防効果が期待できる成分として紹介した「ストリクチニン」も豊富に含まれています。
オーガライフでは、特殊な微粉末加工を施すことで、含有成分を丸ごと摂取できるように製造したこだわりのべにふうき茶を販売しています。
香ばしくやわらかな甘みが感じられるように仕上げていますので、毎日おいしく続けられますよ。
ぜひ一度試してみてください。