最近、少しずつ花粉も飛んできている様で、毎年花粉症の方も、少し症状が出始めているみたいです。 去年に比べて今年は花粉も多めとの予報なのと、今病院でのお問合せで多いのは、この症状が花粉症なのか?コロナなのか?
両方の初期症状が似ている事から、花粉症の方は例年より不安感の多い春となりそうです。
その不安を軽減させる為にも、まずは日常生活の中で花粉症の症状を少しでも抑える事も大切かと。
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何気なく食べたり飲んだりしているものが、花粉症の症状を和らげたり悪化させたりすることがあります。
食べ物や飲み物はお薬のように即効性はないけれど、知って取り入れる事で症状が和らぐ人も多いので、意識してみてくださいね。
特に取り入れやすい「飲み物」に焦点を当ててお話していきたいと思います。
先ずはお茶。お茶には、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされるポリフェノールがたくさん含まれています。
その中でも特に花粉症の症状緩和が期待できるものはというと。
緑茶
カテキンは植物の色素成分であるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があることが知られています。
アレルギー情報を伝達する物質の生成を抑え、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える働きもあるのではないかと考えられています。
なかでも、「べにふうき」「べにふじ」「べにほまれ」という緑茶の品種には、抗アレルギー作用のあるメチル化カテキンが多く含まれています。
メチル化カテキンは加熱しすぎると減ってしまうので、設定された加熱時間を守るのが効果を引き出すポイントです。
症状が出る前から積極的に飲んでいると「例年より全然症状が軽かった」とか「鼻水が出なくなりました」などの喜びのお声を頂いています。
その為、非常に熱烈なファンというかリピーターさんが多い商品でもあります。
※花粉症のピーク時には品薄になりますので早めのご注文がおススメです。
甜茶
「甜」という字には「甘い」という意味があり、ほのかな甘みのある薬草茶全般を甜茶といいます。
甜茶の中でも花粉症に効果があるとされるのは、バラ科の植物「甜葉懸鈎子(てんようけんこうし)」の葉で作られるお茶です。
甜茶ポリフェノールが、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えるとされています。
ルイボスティー
ルイボスティーには、フラボノイドというポリフェノールが非常に多く含まれています。
ほかのポリフェノールと同じくフラボノイドも抗酸化作用が強く、アレルギー疾患の改善が期待できます。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑える作用がありますが、即効性はありません。
その為、毎日の習慣として飲むのがおすすめ。
カフェインが含まれていない為、小さなお子さんや妊婦さんも安心!夜に飲んでも睡眠に影響しないこともルイボスティーのよいところです。
乳酸菌飲料
善玉菌として知られる乳酸菌。
腸内細菌のバランスを整えていますが、免疫機能にも深く関わり、花粉症の症状を改善する効果も期待できることがわかってきました。
乳酸菌飲料を、花粉の飛散が始まる4週間くらい前から毎日飲むと、とくにシーズン初期に症状改善効果がみられるというデータがあるので、早めに飲み始めるのがよいようです。
では逆に・・・花粉症の症状を悪化させる飲み物はというと。
アルコール類全般
アルコールには血管を広げる作用があり、そのために炎症を悪化させてしまうことがあります。
お酒を飲むと、鼻づまりや目の充血などの症状が強くなるので、花粉症の症状がつらいときは、お酒を控え目に。
牛乳
乳酸菌飲料が良しとされるので、ビックリしたのですが牛乳が花粉症などのアレルギー疾患を悪化させると一部でいわれています。
しかし今のところ牛乳と花粉症の関係を示す科学的根拠はありません。
ただ、牛乳を1日1リットルも飲むなど乳製品をとりすぎている場合は、牛乳・乳製品をやめると花粉症が改善することがあるようです。
豆乳
主にカバノキ科植物(シラカンバ、ハンノキなど)の花粉症患者さんが豆乳などを摂取した際、口腔アレルギー症候群が発症する事も。
花粉が飛んでいない時にでも豆乳を飲んだことが起因で喉がイガイガしたり、目がかゆくなったり、鼻水が出たりという花粉症の症状や、喉や口の中の粘膜が腫れて呼吸がしづらくなることも。
豆乳と同じ様な症状が出る果物もあるので、スムージーやフルーツジュースを飲む際は使用しているフルーツをチェックしておいた方が良いですね。
花粉症は今や日本の国民病となってしまいましたが、免疫力を上げる事と、過敏に反応するアレルギー症状をいかに抑えるか?が重要。
何より日々の食生活が大事という事ですよね!体質が改善していけば、楽になる事もある様なので頑張りましょ~!!