鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどつらい症状を引き起こす花粉症。
今や患者数も増え、日本の国民病にもなりつつある花粉症に、優れた効果が期待されているお茶があることをご存じでしょうか?
それこそが「べにふうき」という茶葉を使ったべにふうき茶。今回はこちらのべにふうき茶について、その概要や効果、有効成分などを詳しく紹介していきたいと思います。
べにふうきとは?
べにふうきとは、日本で初となる紅茶・半発酵茶兼用品種です。品種自体は樹勢が強く、病害抵抗性も強い開張型の性質を持っています。
べにふうきは、1965年に、日本紅茶の生みの親とされる多田元吉(ただもときち)がインドから導入した種子から選抜された品種 「べにほまれ」を母親に、登山家の槇有恒(まきゆうこう)氏が鹿児島県に寄贈した種子から育成された「枕Cd86」を父親に交配されました。
その後、1993年に命名登録され、1999年に品種登録されました。
おすすめのべにふうき茶はこちら
風土日和 べにふうき茶
風土日和シリーズ 国産べにふうき緑茶は、静岡県産の厳選された茶葉のみを使用し、独自のシーマ製法で微粉末加工したべにふうきです。 近年話題を集めているメチル化カテキンが豊富に含まれているべにふうき。そんなべにふうきの茶葉を独自のシーマ製法で微粉末加工しているため、べにふうきの栄養を丸ごと摂取できます。
べにふうきとメチル化カテキン
べにふうきの最大の特徴は、「メチル化カテキン」と呼ばれる成分を豊富に含んでいるところにあります。このメチル化カテキンは、1999年に抗アレルギー作用を持っていることが明らかになった成分です。
メチル化カテキンとは
メチル化カテキンとは、茶葉内に含まれているポリフェノールの一種です。
一般的な茶葉に最も多く含まれているカテキン「エピガロカテキンがレート」の一部がメチル化という反応をしたもので、べにふうきやべにふじ、べにほまれなどの茶の品種に多く含まれていることが分かっています。
メチル化カテキンの大きな特徴は、高温で溶けだしやすく、水に溶けて作用する点にあります。
したがって、メチル化カテキンを効率的に摂取したい場合は、熱湯でべにふうき茶を良く抽出してから飲むと良いです。
また、ヒトを対象にした近年の実験では、花粉症などのアレルギー性通年性鼻炎には、1日34gのメチル化カテキンを摂取する必要があることが明らかになりました。
この量のメチル化カテキンを摂取するためには、メチル化カテキン含量が1.5%の茶葉であれば、3.8gの茶葉を約400ml以上の水で煮沸しながら5分以上抽出すると良いことになります。
これは1日分の量ですが、実際にべにふうき茶を摂取する際はぜひ参考にしてみてください。
メチル化カテキンは紅茶には含まれていない?
メチル化カテキンは茶葉を紅茶に加工すると、酸化酵素の働きで消失してしまうことが分かっています。
また、メチル化カテキンは成熟している葉に多く含まれており、茎には含有していないことも明らかになっています。
したがって、メチル化カテキンを効率よく摂取するためには、紅茶ではなくて緑茶や包種茶を飲用する必要があると言えます。
また、加熱しすぎたり焙じてしまったりするとメチル化カテキンの含有量は減少するため、火入れする際は注意が必要です。
べにふうき茶のおすすめの飲み方は?
べにふうき茶はティーバッグか粉末茶で市販されているものがほとんどです。
ここでは、成分をより効率的に摂取するためにおすすめの飲み方を紹介します。
ティーバッグの場合
1.まず、茶葉4~6g(2gもしくは3gのティーバッグ2個分)を500mlのお湯で5分間煮沸します。
2.茶殻を取り出してから、冷まして半分に分けます。
3.食後(朝食後と昼食後か、朝食後と夕食後)に1回ずつ、1日に2回飲みましょう。
粉末茶の場合
1.1.5g以上の粉末茶を200mlの熱湯に入れてよくかき混ぜます。
2.1分間くらいよくかき混ぜたら、冷ましてから残さず飲みましょう。
作り置きは基本的にNG
べにふうき茶は基本的に作り置きに適していません。
水筒などに入れておいて1日だったら問題ありませんが、長く置いてしまうと光過敏性皮膚炎の原因物質であるフェオホルビドが生成されてしまうため、なるべく作ったらすぐ飲み切るようにしましょう。
苦みや渋みが苦手の方はアレンジしても◎
べにふうき茶は、一般的に緑茶として親しまれているやぶきた茶に比べて苦みや渋みが強い傾向があります。
そのため、「苦くて大量に飲めない」という方もいるかもしれません。そんな時には、べにふうき茶の苦みが和らぐようにアレンジして飲むようにしましょう。
アレンジの中でも特におすすめなのがショウガです。
ショウガエキスはべにふうき茶が持つアレルギー軽減効果を増強させることが研究で分かっているため、より高い効果を期待という方にもオススメです。
アレンジ方法はとても簡単!べにふうき茶をいつも通り淹れた後に、すりおろしショウガを耳かき1杯分くらい加えるだけ。
ショウガの香りが引き立って、とても飲みやすくなりますよ。
妊婦さんや乳幼児は飲んでも大丈夫?
べにふうき茶は緑茶の一種なので、基本的にはある程度カフェインが含まれています。そのため、妊婦さんや乳幼児にはあまりおすすめできません。
ただ、最近は妊婦さんや乳幼児でも安心して飲めるような低カフェインで製造されているべにふうき茶も販売されています。
花粉症対策にオススメの飲むタイミング
べにふうき茶を花粉症対策として飲む場合、飲み始めのタイミングにも気を付けましょう。
基本的にべにふうき茶は、花粉が飛散する1.5か月前から飲用を始めた方が、花粉飛散時に飲用を始めた場合よりも効果的であることが分かっています。
なるべく早く飲み始めた方が良さそうですね。
花粉の飛散時期
・スギ:2月上旬~4月下旬
・ヒノキ:3月上旬~5月下旬
・イネ科:5月上旬~7月下旬
・ブタクサ、ヨモギなど:8月上旬~10月下旬
美味しく手軽に始められるべにふうき茶
べにふうきについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最近はいろいろなメーカーからべにふうき茶が販売されているので、「どれが良いのか分からない…」という方も多いと思います。
そんな方に今回おすすめしたいのが、オーガライフのべにふうき茶です。
日本有数のお茶の名産地である静岡の茶葉を使用し、こだわりの製法で微粉末に仕上げたオーガライフのべにふうき茶は、飲みやすくて栄養もたっぷり。
今回紹介したメチル化カテキンも丸ごと摂取することができるので、花粉症対策としてべにふうき茶を始めたいという方にもピッタリです。
味や風味にもこだわり、窯で200度以上の加湿熱風を当てて炒り蒸しにしているため、香ばしく、爽やかでほのかな甘みが感じられます。
ぜひこだわりが詰まったオーガライフのべにふうき茶、一度試してみてください。
飲み方も熱湯を注いで2分待つだけなので、面倒なことも一切なし!毎日おいしく続けられますよ。
ぜひオーガライフのべにふうき茶を一度試してみてください。