今年はコロナの影響でお花見も出来ないので、桜の切り花が売れているそう。
自宅などで桜の季節を楽しもうという需要がある様です。
クリスマスやハロウィーンなど欧米のイベントが近年盛り上がりを見せていますが、今の時期と言えば日本でも古くから親しまれてきた伝統行事がありますよね。
それは・・・花祭りです。
最近では花祭りというキーワードをネットで検索する人も多くなってきている様で、SNSなどでも関連タグがチラホラ見られます。
実はこの花祭り、お花見の事ではもちろんありません(笑
由緒正しきお祭りでして、お釈迦様の誕生日を祝うお祭りなのです。
正式には灌仏会(かんぶつえ)と言い、全国の寺院で催される行事です。
灌仏ってあまりなじみのない言葉ですが、仏像に香水(=仏に供える水)をそそぎかけることの様です。
この花祭りではたくさんの花で飾り付けた花御堂というお堂を設置し、その中に桶を置き甘茶で満たします。
その中央に「天上天下唯我独尊」と右手を天に、左手は地を指したと言われる誕生仏を安置します。
桶に満たされた甘茶をこの誕生仏にかけてお祝いするのが花祭りなのです。
ではなぜ甘茶をかけるのか?というと、お釈迦様が生まれた時に天から誕生を祝い九頭の龍が現れ、お釈迦様の頭に甘露の雨を注いだという伝説を再現したもの。
その雨がお釈迦様を清め、悟りの道へと導いたと信じられ、無病息災にもつながるという言い伝えから甘茶をかける事になったのです。
なので花祭りには桜の切り枝よりも、絶対に必要なのは「甘茶」なのです!
花祭り前1週間は、オーガライフの「あま茶」もたくさんご注文をいただきます。
実はこの甘茶、花粉の季節にも、エイジングケアにも良いとされるサポニンも豊富。
日本古来より体調を整える為や、砂糖が登場するまでは甘茶で甘みを出していたようなのですが、なんとノンカロリー!!
オーガライフの甘茶は紅茶の本場、英国王室やベルギー王室へも献上された九戸村産の甘茶なんです。
外出が出来ない状況ではありますが、春のさくらを楽しみながら甘茶を飲んで心を落ち着かせ、暖かくなってきた季節をのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?