
新茶のシーズンが到来!
茶畑が萌黄色に染まるこの時期に、新茶の基礎知識やその特別な味わいを楽しむための淹れ方を詳しくご紹介します。
新茶ならではの香りや味わいを存分に堪能してみませんか?
新茶とは何か?
春の訪れとともに、茶畑は萌黄色に染まり、新茶のシーズンがやってきます。
でも、「新茶ってそもそも何?」と聞かれると、意外と答えに詰まってしまうかもしれません。
新茶とは、その年の最初に摘んだ新芽で作られる一番茶のことを指します。
日本茶の収穫は春から秋にかけて年に4回行われ、順に「一番茶」「二番茶」「三番茶」「四番茶」と呼ばれます。
初物である新茶には「福を呼ぶ縁起物」としての意味合いもあり、「新茶を飲むと一年間無病息災で過ごせる」と古くから珍重されてきました。
贈り物としても人気が高いのは、この縁起の良さが理由の一つです。
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風土日和 有機玉露
玉露の茶葉の質だけでなく、有機という点にもこだわりました。出荷前には、残留農薬検査、菌検査、色調検査、分析検査、官能検査といった検査を徹底して実施。さらに加工を行う工場は、有機JAS認証をはじめ、JONAインターナショナル認証、アメリカNOP認証やヨーロッパEU認証、KOSHER認証も取得しています。
収穫時期とその縁起

新茶の収穫は、地域や茶の種類によって異なりますが、一般的には4月から5月にかけて行われます。
日本列島は南北に長いため、桜前線と同様に、暖かい地域から徐々に北上していくイメージです。
新芽の収穫が終わると、約45日後に次の芽が伸び、これが二番茶の収穫時期となり、
さらに三番茶は7月下旬から8月上旬、四番茶は9月下旬から10月上旬にかけて収穫されます。
新茶の最盛期には、茶摘みの歌にも登場する「八十八夜」という言葉が深い関わりを持ちます。
八十八夜は、立春から数えて八十八日目にあたる日で、5月1日か2日頃にあたります。
この時期は、気候が安定し、農作業の目安とされてきました。
特徴的な香りと味わい

新茶の魅力は何と言ってもその香りと味わいです。
湯呑みに注いだときに立ち上るフレッシュで爽やかな香りは、新茶ならではのもの。
葉がやわらかく若々しい新芽だからこそ、みずみずしい香りが生まれます。
味わいはふくよかな旨味や甘味がしっかりと感じられ、苦味は穏やかです。
これらの味わいの特徴は、新茶に含まれる栄養素と深く関係しています。
新茶の栄養素と健康効果
新茶にはお茶特有の旨味成分であるテアニン(アミノ酸)が豊富に含まれています。
寒い時期に蓄えられたテアニンは新芽に最も多く含まれ、芽が成熟するにつれ減少するため、
二番茶以降のお茶はあっさりとした味わいになります。
一方、新茶には苦味成分であるカテキン(ポリフェノール)は少なめです。
カテキンは日照量が多いほど合成が進むため、夏前に収穫される新茶にはあまり含まれません。
これが新茶の穏やかな味わいの理由です。
おいしい淹れ方

新茶の風味を最大限に引き出すための淹れ方をご紹介します。
①急須に茶葉大さじ1杯ほどを入れます。
②次に、お湯をいったん湯呑みに注ぎ、適温まで冷まします。
お湯の量は180ml程度、適温は50℃です。
③適温になったお湯を急須に入れ、約1分30秒抽出します。
ふたは開けたままにしておくのがポイントです。
最後に湯呑みに最後の一滴まで注ぐことで、新茶の豊かな味わいを堪能できます。
複数の湯呑みに注ぐ際は少量ずつ交互に注ぐとよいでしょう。
新茶の旨味を楽しみたい場合は、ぬるめのお湯でじっくりと抽出し、茶葉の量をやや多めにするのがポイントです。
おすすめの新茶

新茶のシーズンにぜひ試していただきたいのが、風土日和 国産有機玉露です。
お茶の名産地である鹿児島県産の高品質な茶葉を使用し、こだわりの製法と有機栽培で丁寧に育て上げた茶葉です。
全国茶審査技術競技大会にて三度優勝した茶匠、森田治秀氏をはじめ、40年以上のキャリアを持つベテランの職人たちが手掛ける高品質の有機玉露を、この新茶の時期にぜひお楽しみください。
まとめ

新茶は一年に一度だけの特別な味わいを楽しむことができる貴重な機会です。
その香りや味わい、栄養素にこだわりながら、ぜひおいしい新茶を堪能してみてください。
新茶を通じて、春の訪れを感じ、心地よいひとときを過ごしていただければ幸いです。
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